11.二足のわらじ

話は変わりますが、実は、私は、今も二足のわらじで、
小・中学生の受験勉強のお手伝いをする塾をしているんです。

当時は、三足のわらじで、それにプラス、ピアノ教室もしていました。
午前中からは、陶芸をして、夕方からは、ピアノ教室やら家庭教師やら。
だって、もともと陶芸のほうは、陶芸家なんていえるほどの仕事にはなっていなかった上に、
結晶釉なんていう、おかしなものに手を出してるわけですから、出費はかさむばかり。

実は、結晶のもとになっている酸化亜鉛は、とっても高いww
おまけに、釉薬が流れて、棚板はすぐにボロボロになる。
その棚板もカーボランダムとかいう素材でできていてけっこう高い。
そりゃぁそうですよね、
1200℃とか1300℃とかの温度に、さらされ続けても何も起きないような素材ですから。

何かをして資金を調達しなければ、悠長に実験なんてできるわけがないわけです。

まぁ、そんなおかしな生活を、文句も言わずに見守ってくれていた両親には
本当に感謝しかないわけですが、
この仕事があったから、今の結晶釉に辿り着けたと思うと、なんとなく、この仕事にも思い入れがあるわけです。

当時は、早く陶芸一本に絞れるようになりたい!なんて思っていましたけれどね。
今は、このスタイルを、かなり気に入っていたりしますw


(つづく・・・)

2020年02月26日