陶器と磁器

陶器と磁器って、混同されますが、色々と違うことがあります。

ざっくり素材で言うと、陶器は土で磁器は石。

多くの陶器は1230℃くらいで焼かれますが、磁器は1300℃ぐらいでしょうか。磁器は陶器よりは高い温度で焼いているものが多いと思います。

有名な産地で言うと、信楽焼や萩焼は陶器で、砥部焼や九谷焼は磁器ですね。ノリタケやマイセンなど西洋の陶器も多くは磁器です。

磁器は光を通しますが、陶器は通しません。これも磁器と陶器の大きな違いの一つです。

そして、磁器の方が、きめが細かくて、陶器は、きめが荒いものが多いです。だから、陶器は吸水性があります。しっかり乾燥させてから食器棚にしまってくださいとお願いしているのはそのためです。うつわの中に水分が残ったまま、しまってしまうと、カビや黒ずみの原因にまります。乾燥は長く美しく使うための秘訣ですね。

結晶釉は、磁器に使われることが多いようですが、ちぇらみか・しげみの結晶釉の器は、陶器です。きめの細かな陶土を使っています。


このシリーズは、黒い細かな陶土です。

結晶釉 ぐいのみ

 


こちらは、半磁器。つまり、半分陶土で半分磁土なんです。

結晶釉 ぐいのみきめの細かな土を使うことで、薄い口元にしても強度が保たれます。

 

焼成の最高温度は、陶器と同じく1230℃ですが、結晶釉の場合は、1000℃を超える温度での焼成時間が長い分、強度は高いような気がします。

陶土の方が磁土よりも、仕上がりに柔らかみがあるので、きめが細かな陶土はシャープさと柔らかさが共存できるところが個人的には好きなんです(^^)

 

2016年11月21日