器を育てる?

和食器を使い込むうちに、生地の粗いものは特に、その生地に浸み込んだものによって、風合いが変わってきます。それを、単なる汚れと受け止めるか、「器が育った」と受け止めるか。。。

「器を育てる」と言って、この風合いの変化を楽しんできた日本人って、なんだか素敵ですよね。萩焼は「萩の七化け」という言葉があるくらい、その風合いの変化が大きな焼き物です。陶工が半分作り、残り半分は、使う人が使い込んで作り上げるものだと言われているそうです。

ちょっと欠けたり割れたりしても、金継ぎをして、景色として楽しむような文化も、日本ならではだな~と思います。そんな柔軟さや余裕が、現代ではずいぶん減ってきているようにも感じますが、それでも、どこかにそういう空気も残っているのを感じると、日本に生まれてよかったなと思うのでした。

2017年01月21日